ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈219.腰を据える話〉

今日は腰を据える、ということを考えてみよう。

腰を据えるというのは、コトバンク先生によると、

  1 腰を下げて構える。腰の重心を低くする。
  2 落ち着いて事に当たる。腰を落ち着ける。 「―・えて研究に当たる」
  3 ある場所に落ち着く。腰を落ち着ける。「転勤先に―・える」

ということらしい。

 

落ち着いて事に当たる、場所に落ち着く。つまり、なにか別のことをしたりしながらとか、ふらふらしながら、ということではない。どっしりと、それこそ腰を下げて構え、重心を低くして安定させることである。

 

ここで1の状態を想像してほしい。腰を低くし、重心を下げる。私の場合、格闘家の構えの状態を想像した。落ち着いた表情の中にほとばしる闘志。または、プロテニスプレイヤーのリターンの構えも同じである。重心を下げれば軸がブレにくくなり、そのうえ安定して重いボールを打ち返すことができる。

 

腰を据える、とはそういうことだ。ただ、安定した場所に居座ることじゃなく、いつでも飛びかかることができる、その嵐の直前のような静かな一瞬。明鏡止水の境地とでも言おうか。そんかところなんじゃなかろうかと思う。

 

なぜこんな話をわざわざするのか。最近腰を据えてホウチガと向き合っていなかったからである。それは間違いなく腰が浮ついていたからである。

 

研究が定まらず、かといって別の分野で安定した場所も見つからず、まさに腰を据えられる場がなかった。日常がそうなると、何事に対しても腰が浮ついた状態になり、結果的にメンタル不全になる。

 

そりゃあそうだ。まだまだヒヨッコが腰を据えられるわけもない。今はまだ坐禅を組んで、雑巾掛けをして、素振りをして、ボールと戯れて。まだまだ本腰入れられる実力もない。

 

かといっていつまでも雑巾掛けをしているわけにもいかない。師匠に稽古をつけてもらうか、同胞に練習相手をしてもらうか。そうしないといつまでたっても腰を据える場所は見つからない。

 

そろそろ基礎練習に取り組む時間がやってきたのかもしれない。厳しい修行に身を投じなければ立派な構えを手に入れられない。がんばれ。

 

 

だけども、おれは一体どこに腰を据えればいいんだろう?交差点の真ん中で座り込んじゃったら道路交通法違反で捕まっちゃうよ!自分に適した場所を探さないと。まずい飯をだけは勘弁だ!