〈293.今日の話〉
私が大学生の時、留学生の方と話す機会が度々あった。もちろん院のいまでもそうで、話をするたびに聞くことがある。
なぜ日本を選ぶんですか?
すると一番は文化が好きだと言ってくれる。嬉しい。重ねて聞く。
どんな文化が好きですか?
"マンガ!ゲーム!アニメ!"
やっぱりなぁ〜。私はにやけ舌打ちをすることになる。嬉しい。
日本のお家芸といえば、マンガであり、それが進化あるいは変化したゲームやアニメは世界一だ。江戸時代とかそれより前から想像世界の絵を描く文化があり、最先端をいくエンターテイメントである。
ベトナムでもケニアでも、日本といえばサブカルチャーを言及され、私なんかよりずっと詳しい人もいる。嬉しいね。
日本といえばサブカルチャーと言ってもいいだろう。
そんな日本を支えているサブカルチャー部門にテロが起きたのが今日だ。
なんというか。私は直接アニメを見る機会はあまりないが、街に行けばキャラクターがいて、友人と話せば話題に上がり、ネットを見ればもこでもアニメの話は交わされる。日常のとなりにアニメーションは存在している。
その基盤を作り上げた偉大な会社に、そしてなによりその文化を最前線で支えている方々が、犠牲となった。
いつもなら、加害者にも背景がある、そう言って落ち着いて捉えようと思うけど、今日の話はそんな冷静には聞くことができそうにない。
あんまり深くは言及したくない。
ツイッターをみていたら、こういう投稿があった。
"映像や活字から受けるダメージは、ご自身が思っているより大きいものです。
勇気を持って一度ニュースやSNSから離れ、ご自身をお守りください。"
(【公式】日本商工会議所検定 様より一部引用)
今こそそうなのかもしれない。
ダメージを受け続ける情報の受け手が、ダメージを与える側にまわることがある。
しかしそれでは負の連鎖にとらわれるだけである。どこかで断ち切らなければならない。
前の書いたかもしれない。
平和のためには、なによりも寛容さが必要である、と言った人がいる。
お悔やみ申し上げます。
それと、なんていえばいいんだろう。とにかく応援したいです。