格闘ゲームをやったことがあるだろうか。
できれば最近の、グラフィックが綺麗なやつ。動きもすごいし、顔も綺麗だし、ビット時代とは違ってすごいなぁと技術の進歩を感じるのです。
それは置いといて、なんで格ゲーの話をするのか。私自身、格ゲーはそれほど得意ではないのだけども、ワクワクしてしまう場面というのが格ゲー全てに共通してあるのです。
それが戦闘前の一言。
すごくわかりやすい例を考えてみましょ。
孫悟空とベジータが戦うとしよう。おそらく悟空はこういうだろうな。
"ベジータと修行かぁ。おらわくわくすっぞ!"
それに対してベジータは
"ふん。貴様のような下級戦士がこの俺様に相手されることを光栄に思えよ。"
まあたぶんこんな感じの返しだろう。
ドラゴンボールに詳しくない人でも、たった一言で二人の関係性が見えるでしょ。
じゃあ他の例。掛け合いがないセルと魔人ブゥのバージョン。
"私の相手はいないか!退屈させるなよ。"
"サタンいじめるな。お菓子にしちゃうぞー!"
こんな風に掛け合いがなくても、それぞれの考えていることが象徴されるのがこの戦闘前の言葉なんじゃないかな!
この象徴的な言葉っていうのがどうも私のツボらしいです。高校生の時、クラスの友人が高校生クイズでテレビに出ていてね。この友人にも一応二つ名が与えられていたの。どういうのかは忘れたけども、なんか羨ましくて仕方なかったなぁ。
図鑑とか、ゲームの攻略本とか、とにかくデータをたくさん載せないといけないけども、文字制限がある。そんな時に使われる象徴的な言葉は楽しくて仕方ないね!
映画の宣伝文句なんかもそうだ。
アベンジャーズエンドゲームのキャッチコピーは"最強の、逆襲へー。"
これだけでわかるやん。とにかく強くて、逆境立たされてガチコン反逆決めちゃうやつじゃん。かっこいい感じに!
この、いろーんな要素をとにかくギュッと搾りました!みたいな言葉が好きで好きでたまらないのです。
だから格ゲーの戦闘前一言が好きだ!
そのキャラクターの、戦闘までの人生の歩み方をギュッとするようで。
…。
そう考えると、こういう日々の言葉、毎日の会話、なんとなくの態度。そういうのも、それまでの人生の上澄み液なのかしら。
もう少し責任持って行動しないとあかんなぁ。
俺にも二つ名ちょーだいな。