10月27日。
休みの日の過ごし方は日本以上にセネガルでは困っている。
日本ならばありがたいことに日曜日の昼間でも本屋はやっているし、映画館もある。川沿いをのんびり散歩してもよかろう。カフェで本を読んでみてもよろしかろう。ゲームセンターでストレス発散してもいいし、お気に入りの定食屋に行ってもいい。
引きこもって生活してもコンビニで野菜を手軽に食べられるし。
ぜーんぶない。
そりゃそうよ。日本じゃないもの。セネガルにはセネガルの休日の過ごし方がきっとあるのだ。海なのかもしれないし、友人とのんびり話し込むことかもしれない。
ここは日本ではないので、日本流の休日の過ごし方を望むのはお門違いなのかもしれない。
家から歩いて5分くらいのカフェに行こうとした。接客って概念も日本特有なのかしら。それくらいくつろいでいらっしゃる店員。
"コーヒー一杯ください。ごめん、小銭ないです。"
そしたらお釣りないから帰れとな。
そのカフェだけのことじゃないから責めるのもおかしいだろうけど、日本じゃあないことよなあ。イライラしても仕方ない。ここはセネガルなんだから。
イライラはしたけど。
こういう小さいストレスは無限にある。いちいち角を立ててたら性格歪むぜ。適当に流してのんびり寝るくらいがちょうどいいやな。
なにより私は外来人なんだから仕方ない。郷に入れば郷に従うのが道理ってもんだ。
"ケンカしない選択をするのはこの国だと損しますよ。戦わないと。"
とある駐在の人にそう言われた。
まあある意味そうなんだろうけど、ケンカする精神力を他にまわしたいですかねぇ…。
そもそもケンカに勝てる見込みもないし。
腕っ節も頭もあたいはないからね。
こういう時は日本帰りテェなと思ったりもします。だって私は結局日本人なんだもの。
アウェーってのはこういうことなんだろうな。