ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈477.恐ろしいものの片鱗を味わったぜ〉

ありのままいま起こったことを話すぜ。

 

俺は夕方から24時までバイトだった。

そのバイト中に遠くから友人がやってきた。

俺はその友人のために、バイト前に部屋をきれいにして布団も毛布も敷いてやった。書き置きでゆっくりしてなさいとやっといた。

 

ようやくバイトを終えて家の前に着いた。俺のアパートは玄関に鍵を入れて開くタイプのセキュリティだ。

だが鍵は友人のためにポストに入れといた。ポストを確認すると案の定鍵はない。

よかった友人は無事部屋に入れたようだ。どれ俺も入って酒でも飲み交わそうか。

 

そう考えながら自分の部屋の番号を打ち込んだ。1分待つ。返事がない。

スマホで電話をかける。出ない。

おや。これはもしかすると、もしかするな。

 

慌ててもう一度部屋番号を押す。応答なし。

LINE返事なし。

 

外は寒い。このままだとラチが開かない。仕方なし、24時間いつでも入れる大学院の研究室に入った。暖かい。

 

そうして今1時間が経った。

LINEの既読はつかない。

 

 

さて。

ここで問題だ。やってきた友人はどうしたのか。

1、部屋で寝ている。よくもまあ家主なしのところノウノウと寝ていやがるぜ。タイマーで暖房をつけてやるみたいな優しさを出さなきゃよかった。

2、彼は拉致された。部屋の鍵は奪われ、彼はどこかに連れ去られた。なるほど事件性がある。そしたらなかなか厄介だぞ。盗みもめんどくさいし、部屋のあれこれもめんどくさい。友人が拉致されたとしてもどうでもいいがな!

3、彼は部屋でぽっくり逝ってしまった。そういうこというもんじゃないよ。処理はどうすんのさ。めんどくさい。

 

 

わざわざやってきたその友人は馬鹿者なのだ。99.9%部屋で寝てるだろう。

家主が部屋に入れずにベッドもない布団もなにもない研究室の床で横にならねばならんのだ。

 

まったく今日は厄日だ。