2月22日。
3月のなかごろにテニスの試合に出ることになっている。
試合の出場は実に2年とかもっとかもしれない。ひさしぶりになる。
練習もあんまりしてないし、なにより体力の筋力の衰えが凄まじい。夜にランニングしているとはいえ、焼け石に水みたいなものだ。
まだ試合まで1ヶ月くらいある。友人の誘いでこの間大学のジムに行ってみたりもした。体力と筋力だけでも出来る限りもどせば、あとは感覚をちょろっと戻せば恥ずかしくないくらいには戦えて欲しいぞ。
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現役から退いて何年も経つわけだけど、筋肉とか健康とか、ほぼ知識がなくてよくもまあ戦ってきたと思うよ。戦士が剣とか盾とかの性能についてなんも知らないのに等しいよ。そりゃある程度のレベル以上は勝てないさね。
今になって、健康とか筋肉とかを意識して初めてわかったりするよね。
第一線から距離を置いて、客観視したからこそわかるみたいな?そういう感覚だ。
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この客観視ってのは現役の頃から意識しようとしてたと思うけど、いまほど心理的に余裕を持って見れなかったなぁ。焦りとか勝ちへの執着の仕方が間違ってたのかもしれない。
この第一線との距離感はなかなか難しいやな。
この前研究の専門知識に関する授業でも、その界隈では知らない人がいないほどの研究者が辿り着いた結論が、意外とそこらへんのおっさんでもわかってることだったりするんだな。もちろん、その結論に至るまでの過程が大事なんだけども、大事なことってどこにでも見えてるんだな。それをちゃんと意識するかしないかであって。
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これから僕は修士論文を書くことになる。その先は会社員になってある領域についての戦士になる。常になにかの第一線で戦っていこうとしているわけだ。
そういうときに、遠くから自分を見つめるもう一人の自分は意識し続けたいな。スタンドみたいな?そういう感じで。
難しいんだけども。