8月21日。
地元に帰省している。そして墓参りをした。
いつものショッピングセンターに行った。
いつもの公園でテニスをした。
いつもの通学路を自転車に乗った。
ただあるのは郷愁のみ。なんで懐かしむと寂しくなるのか。二度と手に入らないからなのか。
とはいえ本当に美しい過去だったのだろうか。手に入るならもう一度手に入れたいのか。
そうでもないけども。
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地元を歩く。田舎である。
馴染みのひとたちと話す。変わらず田舎である。
悪くない。悪くはないが、大阪京都を経験し、そしてこれから東京を目指しているとなると些か刺激不足である。
情報というよりも、思考についての刺激が。
特に何も思ってなかった流していた都会の景色が、どれほど思考され、イデオロギーに溢れていたのか考えさせられる。
それに浸され続けていると、昔の「美しい田舎風景」を求める観光みたいな型にはめた田舎像に憧れを抱く。実際それを否定しきれない。情報も少なければ、思考する機会もそれほどない。たまたまだろうけど、地元の仲良くしてくれる人は異質な話をすると喜びよりも先に嫌悪を感じる。
たまーに短い観光での、足先だけ浸かるくらいの関係性ならそんな話しなくていいだろう。だが、生活者となると話が別だ。
居心地は悪くないけど、ここに永住したくはない。
いや。それって俺の心持ち次第でどうにでもできるかもしれないよ。環境も大事だけども。
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郷愁に駆られるのはわかる。
けど、それを現実にしてしまうとそれほど良いものでもない気がする。
昔の昔に見ためちゃめちゃ面白いコントを探しに探してようやく見つけて、わくわく再生ボタンを押してみるとその期待を超えることはないし、むしろ残るのはガッカリだ。
憧れは憧れだからこそ美しいような気がする。絵に描いた餅はやっぱりおいしそうだけど、口に入れたらただの紙切れの味しかしない。
たまーに夢見るくらいがいいのかもしれない。僕らは「いまここ」を生きているんだし、未来を見据えるからこそわくわくするし、そのわくわくを変えてくれるんだろうよ。
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戦闘力134日目
937(+5)
運動+3
その他+2
そういやインターン落ちてた。
想像より落ち着いているのは、予想できたからかもしれない。でもとりあえず経験としては十分だ。次はがんばりましょう。