2月11日。
音楽を聞くときの話。
実家では大きくふたつに分けられた。父と姉は曲を聞く。母は歌詞を聞く。そんな両陣営のうち、僕はどちらかと言えば歌詞を聞く方だと思っていたけども、必ずしも綺麗にふたつに分かれることはないだろうと思うようになった。
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それはカフェで作業してのことだ。
作業に集中しているうちはbgmが気になることはないけども、ふと休憩した瞬間に耳に残るフレーズがあることがある。
大抵の場合洋楽だ。しかし、僕は英語のリスニング能力が高くないのでなぜ耳に残るのかといえば、やっぱり曲調が気になったり良いボーカルだからだったりする。
つまり、音楽を好きになる入口は歌詞よりも曲だった。
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ただ、そこからふたつに分かれ道があることも知った。
大好きな曲になるか、知っている曲にとどまるかは歌詞なのだ。歌詞がよければえらく気に入って覚えようとする。カラオケで歌ったりして覚える。そうしてえらく気に入った十文字ベストアルバムの仲間入りする。
つまり、曲調がフックになってそこから歌詞を見て判断する流れだ。
しかし、そこでどんなフックに引っかかるのか。これが変な話、曲を聞いて場面をイメージできるかどうかなのだね。悲しそうな雰囲気でもどう悲しいのか。人が死んだのか、別れたのか、夢破れたのか、運動会が中止になったのか。その想像が捗るかどうかが大事なんだと思う。
その聞いて膨らんだイメージと、歌詞のイメージが合致したものが大抵好きになる。
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一番最近好きになった曲に、Astrid S x Brett Youngの"I Do"。
何が好きになったって、"i do, i do"って切実なフレーズがあるのよ。それが心の底から溢れる切ないような、願望が詰まったような、その雰囲気に惚れたのです。
それを気に入って歌詞を見てみたわけだけど、なんともまあ切ない歌なんですわ。別れたカップルの恋歌なんだけども。あたしは良くも悪くも別れた経験っちゅーのがないので気持ちはわからんのだけどもね!
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そういうことで、
聞いた音楽→妄想の膨らみ→歌詞の確認→合致!
という流れに沿って曲が好きになるわけだ。
なかなか出会いがないんだけども、出会った時はなんども無限に聞いちゃうのよね。
ただ、例外としてゲームのbgmは歌詞がないんだけども。それでも好きになるのはやはり妄想しやすい曲調だからだろうね。ゲームであればその曲が流れる背景もあるし。
結局のところ、聞いて妄想が捗るかどうか。これが大事なんだな!