〈877.メンタルスポーツ〉
2月21日。
男子決勝は見逃した。
ジョコビッチがストレートで勝つんだな。これは予想と全く違った展開だった。メドベージェフが勝つだろうと思ってたし、まさかストレートでジョコビッチがいくとは思わなんだ。やっぱジョコビッチは強かったのか。ズべレフにも勝ってたし、政権交代はまだまだ先ってことか。
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こういうトーナメントだとついつい気になる人がいる。
準優勝したメドベージェフに負けたチチパス、に負けたナダル、に負けたフォニーニ、に負けたデミノー、に負けたクエバス、に負けたセッピ。
自分に勝った人も負けて、それに勝った人も負けて…っていうのを繰り返される。どのトーナメント大会にも1人いるんだと思う。
実際僕もそれになったことがある。初戦で負けて、やっぱ関東ってレベル高いんだなあとか思ってたらそいつも2回戦で負けちゃって、それに勝ったあいつも3回戦で負けて、みたいな。
もちろん、だからといってその"一番の敗北者"が一番弱いとは思わないよ。セッピだって20位以内にいたことがあるわけだし、今回ベスト4に入ったカラツェフに去年の10月に勝ってるみたいだし。チャンスがあればベスト4にだってだれでも入れると思うんだ。
それでも、若干自信なくなるような気がしてしまうんよ。優勝までは全然届かないのかって。
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テニスはメンタルのスポーツだと言われます。この全豪は特にそれが見えたような気がした。女王としての威厳が既にある大坂なおみ、ロシア勢の台頭で自分もやってやろうってなったカラツェフ、諦めずに勢いを取り戻してナダルに逆転したチチパス、メンタルが安定してきてミスが圧倒的になくなったメドベージェフ。
勝負どころで勝負できるか。これが1人対1人の人間対人間でやるスポーツだと、心の違いが直接的に結果に響いてくるんだね。他の個人競技のスポーツでも影響があるんだろうけども、テニスだとプレーの躍動感に出てきてそのままポイントにつながる。
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メドベージェフがいかにしてジョコビッチにやられたのか。ちょっと見てみようかしら。あのメドベージェフが負ける姿が想像できない。ジョコビッチすげぇな。でも次の全仏はナダルに勝ってほしいぞ。