〈その49.働くって〉

社会人の先輩とごはんにいったときのことだ。

その先輩は大企業勤めであるものの、若手にしてはなかなか重役についているらしい。

もちろんしんどかったり、株価の心配をしていたりするものの、楽しそうだったりもする。仕事内容をざっくり説明してもらい、その会社の雰囲気なんかも想像してみた。

僕は進学するし、体験したインターンは走り出しの会社だったし、バイトはコンビニだしで、明確にはわからないが先輩の重荷の一端は理解できる。

会社で働く、ってのはこういうことなのか。いままでは社会の歯車になるのは嫌だ！なんて思ってサラリーマンは考えてなかったが、思ったよりずっと大事な仕事でした。すんません。

これから就職して自立を迎える身としては、選択肢はなんでもある。心理学の研究で選択肢がありすぎると人間にとっては良くない、というのがある。この現実をどう受け取るかは自由だが。できればずっとわくわくしていたい。

わからないっていうのは怖いけどおもしろいんだろう。ま、深く考えてもしょうがない。

わくわくしなくなってもそのうち胸が高鳴る時はいずれくるだろう。

働くってどんな気持ちなんだろう。とりあえずインターンでもしてみるか。

明日の世界、がんばれ。明日のサラリーマン、がんばれ！

目の前の席はあなたに譲ってあげる。そんな真っ赤な顔をしなさって。お付き合いも大変だったでしょう。ゆっくりしてくださいな。

大学生で始めたホウチガも、あと数年続ければ社会人目線で書いているのだろうか。それはそれで楽しみだ。その時も方向性の違いを楽しんでいる愉快なおじさんになっていたいものよ。