〈356.オスマンです。〉
9月19日。
やっとこさひさしぶりのウォロフ語の授業だった。ちゃんと腰据えて勉強するのはひさしぶりだったので、やったった感がある。まあ全然なんですけども。
そのあと、先輩に連れられて泊まってるゲストハウスのまわりの人たちに挨拶まわりした。日本名では呼びづらいし、セネガル名をつけてやろうとのこと。
オスマン・ソンコ。2秒で名付けられた。近所の兄ちゃんに。
どうやら、大統領候補として現大統領に対立する勢いのある若手の政治家らしい。その兄ちゃんが好きなだけ。
オスマンソンコです、と名乗るととりあえず笑われる。そりゃそうだ。日本でアフリカから来た留学生が、小泉進次郎ですっていうようなもんだ。
そんなこんなしてたらやたらめったらに新しいウォロフ語がどんどんノートに追加されていく。今日だけで5ページ分である。頭入りきらないし、整理もできない。明日ゆっくりまとめよう。
フランス語も、ウォロフ語も、ノートに知識が増えれば増えるほど充実感はあるけども、自分の力にはまだなってないんだねぇ。ノートに書かれているのがしゃべれたら、そんな楽なことはない。ちゃんと覚えて、使って使って使いまくらないと覚えられない。
ましてや僕は覚えるのが苦手で仕方ない。感覚に染みるまでしゃべり続けなければ。