10月2日。
やっぱり今日もボロボロだった。先輩の研究場所に連れて行ってもらい、持ってるウォロフ語すべてを使ってやろうとした。
しかし、主語が出てこない。ウォロフ語は時制とか強調とか、とにかくたくさん主語がある。
そして動詞が出てこない。ようやく主語が出てきても動詞が出てこない。こっちから話すことはできない。
だからといって、聞き取れるわけでもない。ペーパーで学んだ単語が聞き取れない。もう悔しさ通り過ぎて怒りしかない。
とはいえ怒っても仕方ない。家に帰ってノートとスマホに残したメモを元に勉強用のノートにまとめてみる。ああ。これとこれがこうなるのね。繋がり整理され、ようやく頭にストンと落ちてきた。悔しいけども。
喋ることができないとあれこれ言われる。
ペーパーベースの勉強はダメだ、喋らないとダメだ、学校に通うべきだ、泊まり込むべきだ。どれも正しいけども、僕の性格上どれもタイミングじゃないってのは最初からわかった。
悔しくて悔しくて頭にきたけども、ここまでのペーパーベースの学びがあったらストンと落ちるものがあったのだと思う。
ここまでのペーパーベースは僕に適した方法だった。
でも、ここからは外に出るべきだろう。話す割合を増やし耳を慣らすことだ。ここまでのペーパーベースをアウトプットするタイミングが来たんだ。
バカにされるし、良いことなんてないけども、これが不器用な俺の勉強方法だったんだ。ここまでは、底辺を這いずり回る線だけど、ここからは能力逓増になるんだ。全てが繋がって聞こえてくる。そういう来月があるんじゃないかと思う。そう俺だけは俺を信じてあげたい。
この1ヶ月の引きこもりペーパースタディは俺の道だ。
かっけぇ道は歩めないけど、がんばります。
だいちありがとう。帰国したらウォロフ語教えてあげる。