Q.僕はメタル狩りで5時間過ごすことができるが、それはなぜか。
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まずメタル狩りとは。
ドラゴンクエストでは経験値システムがある。経験値はモンスターを倒すともらえるもので、それを貯めるとレベルアップし、より強くなる。
もらえる経験値はモンスターによって異なるのだが、そのなかでメタル系のモンスターが特別な存在なのだ。メタルスライム、はぐれメタル、メタルキングなどがそう。
そのメタル系のモンスターは、なかなか出現しないし、出現してもかなりの確率で逃げられる。そのかわり倒すことができたら、他のモンスターを100体くらい倒したほどもらえたりする。
そのメタルモンスターを倒すために、低い確率でも出現する場所をうろうろし、ひたすら倒し続ける作業のことをメタル狩りと呼ぶ。
その作業がとてつもなく好きなのだ。
基本的に逃げられるし、出てこないしでストレスフルな作業なのでしない人もいる。しても1つ2つレベルを上げて満足したりするんだけど、僕はレベルをカンストさせたい。99レベルにしてからラスボスに挑みたい。
これが結構不思議な行動でなぜか。これを考えることで僕の本質に近づけると思う。そしてメタル狩りの楽しさを探れると思う。
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まず楽しく続けられるメタル狩りの条件を探る。
メタル狩りをするときは目標を定めてから。
とりあえず50レベにしようかしら。そう思って32レベくらいからはじめる。
目標なくとりあえずメタル狩るかぁとはならない。
そしてその目標レベルが比較的近い必要がある。32から99は遠すぎて無理。やだ。あきる。18レベルくらいだったらなんとなくやろう。
それと成長があるとき。レベル99になったらメタル狩りはしない。だってもう経験値貯まらないんだから。する理由がなくなる。例外として、メタルスライムを50体倒すと〇〇、みたいなご褒美があればやるだろう。
現実的な話であれば、時間的に余裕があるとき。バイトが18時からだからそれまで頑張ろう!とはならない。夜中に起動して朝までメタルを追い求めるのだ。
ついやっちゃうんだ。
目標の設定と距離感、
成長、
時間的余裕。
これが揃った時にメタル狩りに勤しむことになる。
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じゃあ「メタル狩りが楽しい」これを分析する。
条件から吟味してみると、やはり大事なのは成長だろう。
レベルという概念が目に見えてあがり、それがあがることで雑魚敵を、3ターンかかったのがワンパンで倒せるようになり、スムーズになる。快適にダンジョンをクリアできる。
あと、ものがたりのなかでキャラクターに想いがこもってくる。その想いキャラが成長するのは、生徒の成長とか息子娘の成長に似たようなところがあるだろう。ある意味、自分を投影させてまるで自分が成長しているかのように錯覚して嬉しくなる。
目視可能な自己成長が大事なのかしら。愛の対象の成長?
次にゲーム性を考える。
メタルの特徴をあげると、出現しない、逃げる、おいしい。
この前二つは、狩りの難しさが挙げられる。出現しないことも逃げられることも、パターン化が難しいのだ。
仮にはぐれメタルが普通に出会えるモンスターで、そのかわり体力が10万とかあったとしよう。倒しにくいけど、こういう敵はパターン化できる。体力が20%になったら回復でそれまでは魔法を撃ち続ける、みたいに。
しかし、メタルはそもそも出にくいので、出現しただけで飛び上がるほど嬉しい。そして倒せた暁にはもうガッツポーズなしには無理だね。そしてやってれば絶対倒せる、定期的な報酬。
この出現が嬉しい、倒せてもっと嬉しい、それが時々確実。パターン化できないけど確実報酬。大事。
そして、その無理難題を超えた分だけレベルが上がる。気持ちぃのよ。
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作業だけど、パターン化できないところ。
ハードルの高さと確実な報酬。
目標の設定と距離感。
目視可能な成長。
自己への投影?
時間的余裕。
ここらへんが、努力する時にはキーワードになると思うのです。
はて、僕はどういう人間だったのかよくわからないわよ?