〈505.車免許と映画とか〉
残念ながら僕は運転免許を持ってない。地元の群馬では車必須なので、帰省のたびに思い知らされるが、京都に来ちまうと必要ない。なのでまだしばらく先延ばしにしそうだ。
とはいえ欲がないわけじゃない。免許をもらってドライブしてみたい。高速道路を飛ばしてみたり、海岸沿いを走ったりしてみたい。
しかしながらこういう欲が生まれたのもごく最近のことで、とある映画を見てからであります。
"フォードvsフェラーリ"を見てから。
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セネガルから帰ってきてから頻繁に映画館に通うようになったんだけども、"フォードvsフェラーリ"はそのなかでも好きな映画だった。
レースシーンは熱く燃えたぎった。かっこいい。ほんとに吠えたくなる。
そんでもって実話を元にした映画なので、なんていうかこう、完全にスッキリすることはないような、大人な映画でして。伝記を読んだあとみたいな気分になるのです。
完璧にマイルズに憧れを抱いてしまったよ。
演者のクリスチャン・ベールさんがかっこいいし。ああいう人になってみたいもんだ。
そんでもって、ガーっと車をぶっ飛ばしてみたいもんだ。
気持ちいいだろうよ!
それと、競争社会における、マイルズのメンタリティが欲しいです。
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そういうことで、運転免許が欲しい。
映画を見るたびになにかしら欲が生まれる。
料理人の話を観ると料理上手くなりたいし、賭け事の話を観ればやってみたくなる。ホラー映画を観ると、いやそれはないな。ポケモン映画見たらピカチュウを肩に乗せてみたいよな。
映画に限られないな。バガボンドを読んでいる今、剣道をしたくてしかたない。昔授業でやったのが楽しかったのも覚えてて趣味程度でやってみたいもんだ。
作品ってそういうパワーがあると思う。面白く作ることで愛を押し付けることが正当化できるのかしら。ちょっとそういうのやってみたいわよね。