〈553.今日の世界の見聞録〉
もし今日という日を見返すことがあったら、なにかためになることを残したい。そう思ったので、今日見た世界のことを書き残す。
。
遂に所属する大学の研究室から外出の自粛のお達しがあった。マスクなしでは研究室に入っちゃダメ。もちろん授業もゼミもなし。
気軽に研究室には行けないので家のベッドの上で大半を過ごした。どうぶつの森で釣りと化石の発掘に勤しんだ。
昼過ぎ夕方前にさすがに気が参ってきたので、マスクをして研究室に行った。道すがら、すれ違う人はマスクしてない人が多かったように思えた。家にあるのを切らしてしまっているのか。大変だろうな。人通りの数はそれほど減ったような感じはしなかったのは、病院の前だからだろうか。
やはり桜は美しく、川もまた美しい。
。
どこに行っても、部屋にいて見るネットの世界もコロナである。むしろコロナ関係ない話がない。広告のうざいバーみたいな奴だけが漫画の宣伝やらえっちな広告をしている。
他のすべてがコロナの影響を受けている。
家の近くのパチンコ屋の入り口には赤字で安心と衛生がどうのこうのとか。その先の飲食店はマスクをしている、いや飲食のマスクはもともとだっけ?それすらわからないくらいだ。
。
研究室の部屋は換気が必須である。密室NG。いつもの部屋を閉じて自分だけの世界に浸れないので研究室の意味がない。ストレスだ。
研究室の廊下は相変わらず人通りはある。みんなマスクをしていたけども。夜になると流石に電気が消えていた。何部屋かはついていた。これは前からそうか。夜型の人はなにがあっても夜型なんだろう。
。
夕方から夜にかけて。外を歩く人のマスク率が上がったと思う。なんでだろうな。単純に人の数が増えたからそう思っただけだろうか。
濃厚接触を避けなければならない。居酒屋はもちろん、カラオケも、バーも、華の金曜日のくせに人はいないような気がした。入りたくても、濃厚接触を気にしない野郎だ、なんて思われそうで怖いところもあるだろう。実際そうかもしれないね。対策の意識が低いのかもしれないわね。どういうスタンスならいいのかわからないな。ぼくは。
一方でそういう店を営んでる人たちの生活はどうなるんだろう。学生身分の私はありがたいことにそこの危機感を持たずに済んでいる。
。
帰宅後Twitterではやはりコロナの話だ。もちろん可愛いイラストだったり、動物の動画だったり、ゲームの話だったり、いつもどーりなTwitterではあるけども、ちょっとスクロールしたら必ずコロナの野郎がチラつく。
マスクの配布だとかで怒ってる人と、それ以外の情報も気にしろバカやろうと怒る人。それをなだめる人、焚きつける人。
犬の動画流す人増えろ。
キツネの写真増えろ。
赤ちゃんの動画増えろ。
猫の寝姿増えろ。
みんな優しくなぁれ。