〈918.観劇〉
4月3日。
はじめて劇団四季を観た。エンディングで大泣きしてした。内容がよかったからこそ、最後に出演者が全員出てきて拍手に応える姿をみてもう無理だった。
人に感動を与えて、その結果スタンディングオベーションを受ける。それがこの人たちなんだと思うと泣けてきた。一流の役者さんたち。そして人に感動を与えて、趣味になって、生きる理由になってたりする。
エンターテイメントの最高の形を体験した。うらやましいねぇ!
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歌であったり、踊りであったり、演技であったり、すべてがよかったからこそ最後に感動があったんだと思う。それよりもそんなすべてを総動員してある種の別世界に誘い、心を動かし、そして感動を与えられた我々からの賞賛を上品に応える姿。いいよな!
とんでもない映画を見た時と同じ気持ちだ。でも映画だと拍手も意味はない。監督に、役者さんに、関係者に拍手したいけども。それができて生きて目の前で賞賛を送れるんだもの、演劇っていいな。双方向性がある。
MOTHER2のスタッフロールと同じ気持ちだ。スタッフに直接拍手はできないけども、主人公や仲間たち、街の人たちが愛らしく次から次へと出てくる。それを涙ながらに笑いながらお前よかったよぉと独り言を言う。
感動を与え、受け、賞賛し、応える。この双方向性が楽しくて仕方ない。あの劇場の中の人間しか知らない喜びである。いやぁよかった。
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そうなると次は歌舞伎を観たい。伝統芸能はほとんど観たことがないのはもったいないことである。ぜひとも勧進帳を見てみたいな。それくらいしか知らないってところだけども。
ようやく観劇する楽しさの意味がわかった気がする。内容それ自体+役者・観客との感動の共有。これだね。内容だけだったら泣かないけど、それがこの人たちによって成立したんだと、役の姿ではない現実の姿を見た時に感動が出た。
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関西空港に帰国するたび、マリオたちが迎えてくれる。それをみて毎度泣きそうになるのもそれに近いのかもしれない。それはまたいつか関空に帰国した時にでも考えよう。