ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1052.世界不思議発見〉

8月14日。

 

トンボロという現象がある。
海岸と島を結んで、陸続きになる島のことを陸繋島といい、そのつなぎ目の砂の道を砂州といい、この砂州のことをトンボロという。このように砂が堆積することをトンボロ現象というらしい。
中学地理みたいな話でややこしいが、想像しやすく言うと、陸から見えるちょっと離れた島に続く砂の道ができちゃったということである。
イメージ、海割りみたいな感じで不思議である。

 

 

これを先日初めて見たが、これがまたすごくきれいである。
僕がそれを見るために到着した時はそのトンボロの部分だけ波が白くなっていたのが見えたが、帰り際になって道が見えた。
潮の満ち引きの影響もあるらしい。だからこそ摩訶不思議である。

 

漫画とかアニメとか映画とか、フィクションで海割りを観たり、航海途中で海に道ができる、みたいな表現はあったと思うが、こういうところから思い浮かんだのだろうか。
いいものを見た。そういう人の力じゃあまったく及ばないことを目にするっていうのはとてもいい気分である。

 

 

たとえばアリの巣の標本なんかもそうだ。
あれは自然ではなく動物本能によるものだけど、理性的な構築物ではない。
部屋を作るというのも不思議だし、役割を分けているのも不思議だし、そういうのを本能でできるというのが面白い。
動物本能もある意味、自然現象である。人間が理性を吹っ飛ばしたらどんな本能的行動が出てくるのだろうか。そういう意味でもサルの研究は面白い結果を見ることができるんだろう。

 

 

人間が絶えた後に、仮に同じような知性を手に入れた動物が出てきても、文字を理解するのは非常に苦労するだろう。
もしかするとただの模様としか認識せずに我々では想像できない手段でコミュニケーションのようなものを取っているかもしれない。そもそもコミュニケーションなんか必要ないのかもしれない、本能的なテレパシーのようにして。

同じように、虫や動物ももしかすると人間でいうコミュニケーションを取っているのかもしれない。それを「本能」という言葉で片づけているだけで、人間の指標でいうと下位の存在と位置付けているだけで、実際はとんでもなく計算されつくされた行動なのかもしれない。

 

稲は人間に養育させるように、人をコントロールしてきたという仮説もあるくらい。

自然と触れ合うっていうのは不思議で面白いことばかりである。