ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1076.居酒屋〉

9月7日。

 

破れた帽子をかぶって、ヨレヨレで灰色になったジャケットを着たおっさんとすれ違う。ふと、タバコの匂いが鼻をかすめる。

昼間の飲み屋街に人はいない。扉に張り紙があるところをみるとたぶん夜もいない。

いまは頼めないうまそうな生ビールのポスター。

 

飲み屋に行きたいネェ。煙臭くなった服を脱ぐ時までついてくる飲み屋に行きたいネェ。

 

 

宅飲みだって悪かないんだよ。酒はどこだって美味いし、つまみだってうまい。家なら足を伸ばせるし、好きなテレビやら動画を一人で満喫できる。

そんなの誰もが知ってる。

 

だがね、飲み屋には飲み屋の空気感がある。あれが恋しい。

僕が特別店主に話しかけることはないし、客同士の絡みだってあるわけない。そういう人たちの様子を伺って、くだらない話で盛り上がってるのが最高なんだ。

 

そして目の前に胡椒と塩が多すぎる焼き鳥。安居酒屋特有のちっちぇえお通し。それがいいんだよ。うまいもんが体に悪いわけねぇっていう殴り合いみたいな、ああいうのがほしい。

 

そもそも家で一人では酒を飲まないので、「酒飲む=外で誰かと」なので楽しいに決まってる。酒はそういう楽しい飲み物である。家じゃなくて外だからこその非日常がいいの。

 

 

こんなの書いたところで、そういう日が来るのはまだまだ先なのはわかってるし、フラストレーションを溜めちゃあいけない。人様に迷惑になっちゃいけない。

どこもかしこもダメダメ、だといい加減疲れてくる。

 

だからって、じゃあマスク外して飲み屋行こうとか言ったらもうあかんよ。だれか我慢してるんだもの、あたしだけが許されるわけやないっちゃうことよ。だから、いまはそういう時期の楽しさをおかずに、郷愁も込めて家でちびちびやるのも楽しいんじゃないの。

そういう楽しみ方は今しかできないヨ。せっかくだから楽しませてもらおう。

 

たばこくさいおっさんに囲まれて飲む酒は、いつかきっとくるさ。それまで一人でクリーンに酒を飲むのよ。

 

 

そういや次元の声優さんが交代だってね。50年も次元は次元だったわけだ。しびれるネェ。

JAZZだネ。