ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1122.サブカルとかのこと〉

10月23日。

 

久しぶりに同人誌即売会に参加した。といっても売る側ではなく一般参加という買い手での参加である。
いわゆるオタク向けのイベントへの参加は学部時代からなかった。楽しかった。楽しかったけど、何度言っても慣れないね、あの空気感は。好きなんだけども。

 

 

苦手なポイント1。
ブース一つ一つがとても小さいところである。街中にある小さな専門店もそうだけど、店員さんとの距離が近いところはとても苦手である。なにか買わないと悪いような気がしてしまうのだ。モノをチェックした上で、買わないという選択をするというのは、つまりその商品に価値がないと判断をしたことになる。それを行動で示してしまうのがとても罪悪感のあることである。
同人誌即売会なんて露骨にそうだ。横長のテーブルに自作の同人誌を並べる。それを手に取ってもらって返されるのはなかなかにつらいもんじゃないのかと思う。もちろん、それだけの価値を提供できないものをつくっているのは悪いんだろうけども、リスペクトを表現できないのがねえ。

 

 

苦手ポイント2。
サブカルは好きだけど、公の場で行動するほど没入できてない。これが最大の理由である。「恥ずかしいこと」と認識しているのが根本にあるんだろうな。これはゲームとかアニメ、漫画にはまり始めたころからずっとである。

オタク的にドはまりしている自分と、そんなことをしている時間的余裕はないだろうという自分、この二人が常に同居しているから発生してしまうのだ。
後者の自分は自分の可能性を無限に信じてしまっている、青い自分である。これを失いたくはないけども、もう少し大人になってもいいだろうと思う。前者の自分は完全に趣味に傾倒している。こればかりになってしまったら、僕は社会的に生きる理由を失うと思う。
この二人の自分のうち、基本的には後者が優勢で日常生活を営んでいるけども、前者の自分が優勢な時というのは自分の部屋にいるときである。社会性を失っている時の自分である。

この社会的な自分と、非社会的な自分が同時に表に出てくるのが同人誌即売会に参加しているときの自分である。かなりしんどいのだ。
欲望的にはもっとどっぷりイベントを楽しみたいけども、理性がそれを許さない。悲しいなあ。

 

 

アニメイトのようなサブカル向け書店にいるときも同じ気持ちになる。まったくもってめんどくさい人間である。諦めて趣味にどっぷりになってもいいだろうに、それを許さない・許せない自分というのがなかなかカタブツである。これが激しくなったら二重人格にでもなっちまうんじゃないかと思う。

たぶんまた来年とかいつか、同じような同人誌即売会には参加するだろう。好きなんだもの。コミケとかにも行くんだろう。
そのたびに理性が早く帰れと訴えかけ、一時間足らずで帰路につくんだろう。そして満足感と後悔と共に電車に乗るのだ。

どうしたもんかな。