10月24日。
タイ料理屋に行った。店員さんが日本人の男性とタイ人っぽい女性だったので、夫婦なんだと思う。なかなかおいしかった。いままで食べてきたタイ料理の中で一番だった。
海外旅行を控えるべき現状ではこれが最大の海外経験かもしれない。それはそれでいいものだった。
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タイ料理を食べると、醤油のような日本の味がしないのが非日常感を出しているような気がする。醤油の代わりにナッツ系の甘いオイリーな味付けである。なかなかおいしい。米も普通の日本米ではなく、ジャスミンライスだった。麺もフォーだった。日本もタイも同じアジアだけど、こんなに違ってくるものなんだねえ。洋食に比べたら類似点のほうが多いんだろうけども。だからこそ相違点にやたら目が行くのかもしれない。上手かったから何でも良し。
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最近になって、そういう海外の店主・店員さんが営むレストランに行くようになった。インド・ネパール系の人が営むカレー屋さん、ベトナム系のカフェ、トルコ系のケバブ。
なんだろうね、根本的に日本人がつくるものと違うような気がして、お手軽海外旅行のようで楽しい。
調味料の違いなのか、材料の違いなのか、なんなのかわからないんだけど日本人がつくるものでは絶対に出てこない味である。
短期間だけど、お邪魔していたセネガル、ケニア、ベトナム、ネパールの食事を思い出す。短期間だからこそ、珍しいものとして楽しんでいたと思う。旅行の良さってそこにもあるよねえ。
日常の中でちょっと非日常がほしくなったらそういう店に行くのは大いにありなんだろうね。
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もっと欲を言えば、そりゃあ直接海外に行きたいわよね。状況が状況だから仕方ないけども、逆に考えればこんな状況でも日本でレストランを経営し続けている海外出身の方には感謝である。
もし、気に入った店があったなら昼間からそこで食べて、店主と話をするのもアリだと思う。日本語が話せるというだけでもレアな存在である。友人もネパール料理が好きすぎて行ったことないけどネパール語をちょっと話せるようになっていた。
こういう時代だからこそ、ちょっとした幸せの探し方にも工夫があるといいのかもしれないわね。