ホウチガブログ

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〈1218.感情と人間関係〉

1月27日。

 

感情というのは非常によく伝播するものだと思った。
一人が喜べば、その場の空気が「よろこぶぞー」というような雰囲気に包まれる。
逆に一人が怒りだせば、そのイライラは伝播し緊張感に包まれる。
空気が読める人ほど、この動きに敏感であることに違いはないのだろうけど、読めない人でも伝わるものではある。
前に話したかもしれないが、感情を操作する職業であれば間違いなく考えなくちゃいけない話だろう。

 

 

単純な話、めっちゃ笑っている人を見ているとこちらも笑えてくる。
エンタの神様」での音声での観客の笑い声なんかはその最たる例だろう。
そんなに面白いかわからないネタでも、「ワハハハハ!」と音声が入るだけでなんだか面白いような気がしてくる。
だからこそ無観客のライブというのは難しいのだろう。


音楽でも、観客の興奮が伝わらなければ演奏者も興奮できないだろう。
お笑いならばなおさらだ。お客さんの反応がなければネタが面白いのか面白くないのかわからない。

お化け屋敷なんかだと、一人が異常に怯えだせば、全員がなんとなく怖くなってくる。
逆に一人が白けたら、全員が白ける。

 

 

これについて追加で覚えておきたいこと。
細かい感情に違いはあっても、感情の波が大きくあることが伝播する条件だということ。


お化け屋敷で一人が異常に怖がり出しても、ペアの奴が怖いのが平気であれば別に怖いとは思わないだろう。
しかし、そのペアのやつもなぜが興奮を始める。例えば怯えるペアを見て笑い出すかもしれないし、わざとオーバーリアクションをしはじめるかもれない。

 

つまり、感情の伝播が発生するより前に、起伏の伝播が起こると考える。
冷静or興奮に人間を二分類したときに、集団の一人が興奮状態になるとそれを中心に同心円状に興奮が伝播するだろう。そしてさらにそこから個人の特性に合わせた感情が生成されると思われる。

 

 

お笑いであっても、キレ芸があるように、怒りという興奮状態が笑うという興奮状態を引き出すことにもなると思う。
そう考えると、淡々とネタを続けるような芸人は難しいだろう。
ピースの又吉だって、綾部という感情派が隣にいることであの無表情が活きてくる。
又吉がピンで面白い時は、無表情芸らしからぬ行動を取ったり、他の芸人が感情派な動きをしてくれる時だろう。

 

 

まあ、それが人間の感情の全てではないんだろうけども。ひとつ分析する糸口にはなりそうだなあと思うのです。