『一日が終わり、人々が家路へと急ぐ頃、
俺の一日は、始まる。
営業時間は、夜12時から朝7時頃まで、
ひとは、深夜食堂って呼んでるよ。
メニューは、これだけ
あとは、勝手に注文してくれりゃあ
できるもんなら作るよってのが、俺の営業方針さ。
客が来るかって?それが結構来るんだよ。』
〜ドラマ深夜食堂より〜
こんばんは。だいちです。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
寒い日が続きますが体調を崩されないように気を付けてください。
寒いからベットから出たくない、なんて人や
もう少し夜更かしを楽しもうか、
今夜は家でビールでも飲みながらボーっとしようかな。
そんな人にぜひおすすめしたいドラマ
「深夜食堂(2009~)」
について今日は紹介していこうかと思います。
この深夜食堂は2009年にTBS系列で放送され始めてから今に至るまで、
シーズンはなんと4部にもわたり、韓国でリメイクされるわ、映画化されるわ、Netflixで大人気だわでえらいことになっているドラマなんです。
昔は深夜0時とか1時くらいに放映されてたから、これ観ながら寝落ちすることが多かったのよ。。。わたくしよく覚えております。
「このお店は食べたいもの言えばなんでも作ってくれるの」
舞台は東京のどこかにある一軒の飯屋。
こじんまりとしたお店にはマスターがひとり。
店内はどこか懐かしい感じで、今日もマスターの料理を目当てにお客さんでいっぱい。
壁に掛けられたメニューは「豚汁定食」だけ。
だけど、マスターは言えばなんでも作ってくれるから、客は「たこさんウィンナー」やら「レバニラ」やら「唐揚げ」やら思い思いに注文をする。
このドラマの面白いところは、お客さんが頼む料理の一つ一つにその人のバックストーリーがあって話が展開していくところ。(そして出てくる料理がおいしそうぅぅ)
たとえば僕の好きな話の一つに「バターライス」という話があるのですが、こんな話です。
ある時、三つ星や五つ星には縁のない深夜食堂にいかにも舌の肥えていそうな、フランスから帰ってきたという料理評論家が訪れるんです。いかにも偉そうなやつで、
「こんなこじんまりしたところにくると、僕がいたパリのどこどこを思い出すよ。はっはっはっ。」
なーんて。いやなやつ。マスターもムッとしちゃって、常連のお客さんも「ご飯がおいしくなくなっちゃうわ。」なんて、店は嫌な雰囲気になっちゃうんです。
そこにガラガラっと引き戸を開け、ギター片手にやってきたのが、今や絶滅危惧種となった流しの歌手であるゴローさん。
「マスター、バターライス」
そう言ってただバターを乗っけて醤油を垂らしたご飯をやけに旨そうに食べるんです。(絶対にこの回を見たらバターライス食べたくなるの。。。)
週に一回やってくるゴローさんはお勘定の代わりに一曲歌って、それではこれで。と言ってササっと帰っていく。
「・・・マスター、俺にもバターライスちょうだい。」
ゴローさんが帰った後にそんなことを、あの嫌味な料理評論家が言ったもんだから常連もマスターもびっくり。
それから、料理評論家は深夜食堂に来るたびにバターライスを注文しては、ゴローさんの歌を楽しみにして待ちます。だけどあれからというものゴローさんは来なくなってしまって。
という感じのお話になっているんですが、このお話最後まで観ると、とても泣けるんです。どうしてゴローさんもイヤミな評論家もバターライスが好きなのか。
実は2人はまだ学生だった頃に、、いやネタバレになるのでやめましょう。
この深夜食堂というドラマはたくさんの料理と共に温かいストーリーがあって、まるで自分がそこのカウンターに座ってマスターと常連の話を聞いてるみたいな感覚になるんです。
よくできたドラマだなぁとほんとに思います。おなかは空いちゃうんだけどね。
僕は今、Huluで見ているのですがNetfixでも見れるらしいので、ぜひ寝る前なんかに観てみてはいかがでしょうか。
最後に深夜食堂のOPとドラマの冒頭を載せておきます。
それでは、また明日。
おやすみなさい。