この世に存在する魂というものは何かに引っ掛かり痕跡を残す
口からでた言葉は言霊となってあたりをふわふわと漂う
モノにも魂は宿ると考え、尊ぶことは遠い遠い先祖の代から受け継がれてきたのだ
僕が常に持ち歩くものにも魂の一部が残されている
十徳ナイフは大学卒業時に恩師から貰い受けた
いつもお気に入りのバックパックに入れて持ち歩いている
どうしようもなく苦しい時、のどが詰まりそうな空気を裂いてくれる気がするからお守りのように持ち歩いている。
お守りとして同じく持ち歩いているのは一冊の本
小説「荒野へ」
以前にこの本について紹介したから是非記事を読んで欲しい
度々読み返しては、この小説の主人公の生き方と今の自分を照らし合わせている。
バイブルとはこういう本のことであって欲しいと僕は思っている
特段おもしろい持ち物でもなかったが、いつか何年後かにこの記事を見返していた時に、その時を楽しみにしていよう
もはや必要のないものであって欲しいと願う