11月19日。
なにごとも終わりが近づくと寂しくなるものだ。たとえ内容が伴っていなかったとしても、事実以上に美化されたりするのはよくある。
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11月も後半になった。ということは僕が帰国するまで残りわずかだということだ。
最初の1週間はとても長かった。そのあと1ヶ月経過も長かった。毎日残りの日数を計算してみたけど、やっぱり1日ずつしか減らなかったね。不思議だ。2ヶ月目になるとさすがに慣れてきた。フランス語教室に通いながらホームステイしながらで、なかなかスピーディな1ヶ月だった。そしてもう残り15日程度。
こうしてみると、いい3ヶ月を過ごしたなあと思う。なんだかんだ早いもんだ。
けども、だからといってもう一回3ヶ月過ごしたいかといわれるとそうでもない。いまはただラーメンを想う日々だ。
確かに苦痛しかない3ヶ月だったけど、自分史には必ず残る3ヶ月だろうと思う。悪くない3ヶ月ですよ。
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だからといってなにがどう悪くなかったのか、なににおいて良いところなのか。そう聞かれると考える必要がある。じゃあなんで良い3ヶ月だって言い切れるんだよ。
そう言い切ることで、自分が間違ってなかったことにするんだよ!
実際にあった悪いことも勉強になったってことにして必要悪みたいに語るし、ちょっとだけ良かったこともまるで世界が変わったかのように壮大な物語になる。
他人の経験ってそんなもんだ。
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明後日からまた少し遠出するので、ネットで経験談を探してみるとそんなものばかりだ。特に大手旅行サイトに載ってないような、信頼できない情報源から得るものなんて怪しいものばかり。でもまあきっとその人にとっては良かったことなんだろう。
情報リテラシーってのはよくわからないけども、なんでもかんでもすぐに信じがちな私が浮き彫りになった3ヶ月でもあるしなぁ。
まだ十数日残ってるわけです。
研究を進めなくっちゃ。