ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1134.良いモノマネの日〉

11月4日。

 

今日は良いモノマネの日だった。
朝からテニスをして、夕方にもテニスをした。久しぶりにきちんと運動をすると気分が良いもんだ。しかも素振りを色々やったおかげで調子も良かった。
バカボンド」をちょっと立ち読みしたのも良かったのかもしれない。あれは良い漫画だぞ。個人競技のスポーツマンは読んで損はないだろう。

バカボンドは置いといて、結局のところスキルが向上するというのは全てものまねが上手くいくことなんじゃないかと思うわけであります。

 

 

よく、すべてのことはものまねから始めなさいという話を聞く。まったくもってその通りだろう。
スポーツがわかりやすいからそれで考えていくが、野球にせよサッカーにせよ、そしてテニスでも、あこがれの選手の真似から始めるだろう。そこまでじゃなくても、近所の上手い兄ちゃんのものまねをすることでちょっとずつできるようになる。

 

日本でも古くから修行は守破離という過程を経るものだとされる。
師匠からの教えを「守り」、他の流派なども勉強をすることで既存の型を「破り」、自在に扱えるようになることで型から「離れる」とか。
最終段階の「離」に至るまでに、教えを守り続け、その後他の流派などを学び続けて型を破るという段階を経ている。つまりこれは、とにかく深くたくさんの型をものまねし続けることにあると僕は考える。


僕の場合、テニスの大半は父親や地元のおっちゃんたちに教わった。それはロジカルではなかったけど、ものまねは永遠にし続ける環境だった。そうやって型を守り続けた後に、もっと強くなるためには別のスタイルを得なくてはならないということでクラブチームに通うことになった。そうやっていろんなタイプのいろんな人間のプレーを間近で見て、ものまねして、今はその場その場で必要なプレーを選ぶに至った。もちろん代表選手のように上手くは行かないからこそ、もう一度「守」から勉強するといいんだろう。

 

 

そして、それを頭で理解する、ロジックを理解することも重要だろう。ロジックで理解できればそれを伝えることができるし、自分自身の再現性の精度も高まるだろう。
監督と選手の役割の違いはここにもあるんだろうと思う。監督はロジックが理解できていれば良い。選手はそのロジックを体現できればよい。その両方ができれば最高のチームメイトだともてはやされるだろう。

 

いずれにせよ、言われたことを体現するためには、これまでに見てきた・体験してきたプレーについての高度なものまねを組み合わせることが必須だ。

 


今日はそれを強く感じた日だった。上手くいかなくなったプレーを反省して、それが一流の選手を頭で強くイメージして、それをものまねする。その再現性の高さがプレーの高さを担保するんだろう。

つまり、セルが一番強いってことだよ!