ホウチガブログ

~方向性の違いでブログ始めることになりました。~

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〈1205.観光メモ〉

1月14日。

 

かつて炭鉱として使われた無人島、魚雷実験場の公園、異国風なテーマパークに行った。

 

炭鉱の無人島はなかなかな廃墟だった。
ただ、廃墟だったというだけでなにか学びがあったかというと何とも言えない。
炭鉱だったわけだから、事故に遭って亡くなった人もいるし、そういう犠牲の上で発展した島であり、そしてそういう犠牲があったにも関わらず資源が使えなくなれば放棄せざるを得ない。
なんとも人間の身勝手さが浮き彫りになった島だった。

それを船から遠目で見ることしかできなかった。それでも、当時の生活があったこと、それがいまでは見る影もないこと。そこにはロマンがあることは否めない。50年とか100年とか、それくらい前にはここで生活していた。
そういう生活史っていうのは良いもんだよねえ。今の自分の存在との繋がり・差異を感じることができる。
ここらへんはまた別の時に考えてみてもいいかもしれないね。

 

 

戦時中の魚雷実験場の公園は、整っているのに人がいなかった。
立地が悪いというのもあるだろう。しかし、きちんと看板が出ているし駐車場もあった。しかし、昼間にも関わらず物音は木の葉がかすれる音のみ、木が茂っているところは薄暗くて不気味である。
廃墟となっている建物は天井がなく、あまざらしである。建物の中に木が生えており、レンガでできた建物は壁しかない。
ここで戦時中は魚雷の精度やスピードを実験していたらしい。どんなことがあったのか、今となっては知るすべはほとんどないだろう。それだけに、色々と想像が掻き立てられる。
もしかすると実験中に事故で爆発もあったかもしれない。戦争が終わる直前に爆撃があったから天井がないのかもしれない。
そんな場所に僕は立っている。今日という日に意味はないだろうし、数年後には忘れてしまうかもしれない。それでも、そんなことがあった国で生きているというのはどこかで残り続けるだろう。

 

 

そして異国風なテーマパーク。
まあこれまで行ったところの中では一番平和だった。
すべてが作り物で、それで海外の国であるように思われるように作りこまれている。楽しいところだった。
VRも始めて体験させてもらえて、なかなか素晴らしい技術であることもわかった。
イルミネーションは綺麗だし、なにかしら意味付けをしようとして見ている我々も認識できた。
歌劇は必ずしも完璧じゃなくても色んな方向でファンを獲得できる。

そしてテーマパークはある程度人がいることで楽しいことも分かった。平日の人がいないところは快適だけど、物足りなさがある。やっぱり、人が集まることで盛り上がることも大事であるようだね。
いろんな方向のブランディングがあるようだね。

 

 

観光なんだからさ、そんなに学ぼうとしなくてもいいのにね。
でも「そこでしか見れないもの=勉強」なところはあるもんねえ。
色々感じるのは結構楽しいもんだね。