〈1289.いつもの話〉
4月8日。
最近SNSを使うときに戸惑うことが多い。
前からそうなのかもしれないが、やたらネガティブな話題が目につくようになってしまった。それはたぶん、自分自身がそういうのにアンテナが立つようになってしまったところが大きいのだろう。
ただ、最近のTwitterのアップデートで、それぞれのアカウントごとに興味があるテーマを分析していることが可視化された。つまり、自分が反応した話題やチェックしたテーマを記憶して、タイムライン上に出てきやすくなるような工夫である。
単純なマーケティングな話かもしれないけれど、それに戸惑うことが多い。
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マイナスな話題を多く見るということは、自分がこれまでにそういう話題をチェックしがちだということだろう。
あるいは同じような行動をとるフォロワーが好む傾向が僕の画面にも表示されているということだ。
時代的にネガティブな話題が多いのは仕方ないところも多いだろうけど、それにしても悲しくなる。
なにが嬉しくて、顔も知らないだれかが悲しい思いをしたことをチェックせねばならんのだ。なにが好きで、誰かの不満や批判にハートを送りつけなきゃならんのだ。
思っている以上に視覚的情報のインパクトは強くて、悲しい話題を一つ見ただけでも、リアルな僕がダメージを受けていることがある。
これはいかんぞ。
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今年の3月あたりからやっているのは、そういうネガティブな情報を見てしまったら、その投稿の右上のオプションから「投稿に興味がない」を押すようにし始めた。
それでもマイナスな話題は毎日押し寄せてくるけれど、興味がないぞと少しずつ学習してくれているはずである。
そして、そういう情報を自主的にシャットアウトしている、という行動をとることで、意識的にポジティブになろうと思考がまわり始めるのも良い。
そうしないと、どんどんネガティブな沼にハマりそうだ。
一緒にいてマイナスに引きずってくる人はいる。愚痴を吐いたり、不満を述べたりする人。俺かな。
そういう人とは違って、SNSでわざわざ投稿するくらいだから、マイナス度合いも大きい。もしかするとレアな不満の投稿かもしれないけれど、だからこそ、気をつけなくちゃならないぞ。
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気に食わない情報はすぐシャットアウト、というのは良くないように捉えられるけれど、SNSくらいはいいと思うのよ。どうせ生きて外歩けば気に食わない情報に溢れてるんだからさ。
自分のメンタルと幸福を保つためにも、ネット社会くらいはブロックしたりミュートしたりするのは自由であれ。