10月30日。
最近はいろんな漫画を乱読している。
といっても、やっぱり好きな漫画という傾向があって、ジャンプ系が好きなことに変わりはない。「進撃の巨人」「東京喰種 トーキョーグール」「SPY×FAMILY」。どの漫画も今更かよってところだが、仕方ない。知らぬは一生の恥だからね。
それに加えてAmazonプライムのおかげで、隙間時間に昔の有名どころのアニメも見るようにしている。ガンダムとかルパン三世とか。
来年からコンテンツを生み出す会社に就くわけなので、そこらへんは「共通言語」として獲得しておくべきだろう。
とまあ、漫画・アニメに埋もれる日々なわけだが、なんというか終わりがないのはなかなか難しいわね。研究書・論文と違って、日々増えていくんだもの、さかのぼっても現在進行形でも終わることがない。
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ここまで読んでみて、そろそろ別の方向性の漫画・アニメを見る必要もあると思う。ジャンプ系といえば戦闘とギャグのちょうどいい塩梅が売りみたいなところがあるだろう。それをよく研究するのも一つだが、ほかの題材でいろんな展開の仕方を勉強するのも大事だろう。
歴史もの、賭博もの、ヤンキー、スポーツ、医療、ビジネスなどなど。ジャンルを考えるだけでもたくさんある。アニメもしかりだ。どこまでも勉強し続けることができるってのはうれしいもんだね。
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しかしながら、これはあんまりよくないことだ。
漫画・アニメのジャンルを広げたことでエンターテインメントを知り尽くしたような気になってしまっている。そもそもエンタメは大きくは「楽しみ」という意味である。その中で芸能や演芸がメインどころである。つまり、歌舞伎や落語、能などの伝統芸能と呼ばれるもの、スポーツも一種のショーである。
とにかく、物語の世界にのめりこむことだけじゃあない。そもそも世間の大半の人の楽しみはYouTubeやテレビなど、現実と画面の向こう側を行ったり来たりするのを楽しんでいる。つまり、もっと現実の楽しみについても勉強するのも大事なことだろうというわけであります。
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しかし!また逆接である。
「やりたいこととやれること」これはきちんと切り分けるのもまた重要な能力である。
「やりたいこと」はすべてのエンタメを知り尽くすことであろう。そのすべてを吸収することができれば「人の楽しみ」についてのプロになれるであろう。しかし、歌舞伎の血統や落語の師弟制があるように、ひとつの芸を深く理解するためだけに一生を捧げるひともいる。つまり「やれること(=できること)」は人間の一生では限られている。
エンタメ全てを知ろうとするのは、浅く広く、なんとも微妙な雑学おじさんになってしまう。そうなると、やはりできることをきちんと尖らせることが今すぐにほしいところである。
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しかし!逆接である。
やりたいならそれでもいいんじゃないかと思う。エンタメを知りたいなら勝手にやりたまえよ。あれもこれも「やったほうがいい」でやるのはそんなに意味がない。それよりも楽しいからやってしまうほうが後々の記憶にも残る。
つまり、ある程度は理性で制限するところもあるべきだろうが、欲望に飲まれるのも一つの戦略だろうという考えに至った。
二転三転したけど、好きなんだもの勝手にしなさいということだ。
実力を付けるのは二の次でよかろうて。本来はそれが理想ジャンね。