〈1136.良い運転の日〉
11月6日。
今日は良い運転の日だった。
群馬は危険レベルも下がったので、きちんとマスクと消毒をしながらの外出ならできるようになってきた。
ということで、ひさしぶりに車で2時間くらいのんびり遠出してみた。だんだん緑から黄色や赤に変わってきている世界を見るのは良いもんだね。
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一つは最近有名になってきた飲食系の大きなお店。一つは戦前から残る歴史の遺産。
観光らしい観光をしながら、途中でご飯を食べたり、アイスを食べたり、おやつを食べる。2年ぶりくらいにこんなのんびり遠出をした気がする。
行った先がおもしろかったのはあるけども、それ以上にゆっくり外出できることの喜びが大きかったわね。
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しかしながらコロナ後の世界っていうのは、仕方ないけどふと緊張感があったりする。
蕎麦屋に行ってメニューを見ていると、まだ真新しい紙が挟み込んである。
「マスクをお願いします、入店時の消毒と体温検査はお願いします、食品提供の安心安全は我々の義務です。」
などなど。必要なことなんだろうけど、前来た時はこの紙の代わりに、こだわりの材料についての説明書だったなあと複雑な気持ちになる。
これが習慣になってしまえば目に入っても気に留めなくなるんだろう。お店側が一生懸命に取り組んでいることである。仕方なし。
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とはいえ、外にのんびりお出かけできるだけありがたい。厳しい時期を乗り越えて生き残っているお店があるだけでもありがたい。
かつてよく行っていた店がいくつも潰れていったので、残っているだけでもとてつもなくすごいことだと思わざるを得ない。
これからさらに落ち着いていけば、またお店が復活してくれるだろうか。かつての店がまた復活することはないだろうが、新しいお店との出会いがあると考えるとワクワクするもんだ。
ただ、タピオカやらバナナやらはもういいかんな。歴史的建造物の前の通りでそういうことやられても流しちゃうからな。
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群馬を運転すると、ほとんどが畑や荒野で、時々シャッター街である。ところが、ふと駅前や生き残った商店街を通ると、やたら綺麗でおしゃれな店がちょろちょろとあったりする。頑張ってくれよ。
アフターコロナの世界はどうなるんだろう。良い世界だったら、いいな。