〈1250.健康ウォーキング〉

2月28日。

目的を健康に置いて、散歩をした。
気晴らしや目的地があるうえでの散歩は好きで良くやっているが、5kｍ歩こうという理由で歩くのは始めてだった。

5km歩くためだけに歩くと、当然意識は体に向く。そうなると意外なことにきちんと疲れる。
歩けない、というわけではないけども、足の筋肉をきちんと使ったぞという感覚がある。
しかし万歩計を見てみると1万歩いかないくらい。
一日合計で2万歩。
意外といかないもんなんだな。

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なんで健康目的で散歩したのかと言われれば、偏に痩せたいからである。
このまえ大学院にあいさつにいったら、面倒を見てくれたおなかの大きな先生が病気にでもなったのかというほどに痩せていたのだ。
どうやって痩せたのかと聞けば、最初はジムに通ったけども、最終的には散歩一時間だと言っていた。
完全にこれの影響である。
見事に20キロから30キロほど一年で落としたらしいもの。
これは素晴らしいですね。

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そしてそれだけじゃない。
久しぶりにテニスをしてみると、自分の動けなさに驚いた。
走るスピードが落ちたのはもちろん、持久力も、瞬発力もすべて落ちている。

そりゃあ年齢だから仕方ないと言われたらそうなんだが、24歳はまだまだ現役も現役、むしろ若手である。

それがこんな動けないのは情けない。

テニスを上手くなってどうするんだという問いも渦巻いておるが、情けない自分と面合わせなきゃならないのは嫌なのだ。
せめて運動中くらいは自分を好きでありたい。

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そういうことで、ウォーキングに勤しんだ。
歩く人、走る人の多さにびっくりだ。
前々からランニングをした時には存在を認識してはいたものの、余裕のあるウォーキングだとそれを認識できる。

風景を楽しむこともできるし、タヌキが前を横切ったのを確認することもできた。

東京のビル群から外れたところには、意外と楽しい風景があることを知った。

散歩という世界はそれまた深いようだ。